テシゴト・テアソビ。もっと自由に、もっとのびやかに

書で生きる 小野六花さん

Q.書道教室「六花の会」について
書を前にして

小野:現在は、「六花の会」として3つの教室で子どもたちを指導しています。幼稚園の頃から高校生になるまで、或は兄弟でと、長く教室に通ってくれる子どもたちがたくさんいます。私がモットーとしているのは、文字を上手に書くことだけを教えるのではないということです。例えば挨拶がきちんとできるなど人として当たり前のことがきちんとできるように指導しています。間違ったことをしていたら怒らないとね。それでも、みんな長く通ってくれてうれしいです。

Q.指導者としてのやりがいは?

小野:筆をおろす瞬間の緊張感。真剣な眼差しで筆を運び、書き上げて筆をおく瞬間。皆んないい顔しているんです。
1週間に1〜2時間の稽古だけど、続けることによって自分の身についていきます。特に子どもたちは吸収力がありますからどんどん上手になっていきます。そんな子どもたちの成長の過程に立ち会えるのは喜びです。ときには,子どもたちの柔軟な発想力に書家として刺激を受けることもありますね。

Q.2年に一度、「六花の会書展」を開催されていますね?

小野:早いもので、前回で5回目となりました。小さな子どもから大人まで、日頃のお稽古の成果をぜひご覧いただくために開催しています。毎回、それぞれの個性を生かした自由作品のほか、例えば、前回は「ありがとう」だったんですが,テーマを決めて、それぞれのありがとうの言葉を作品にすることにも取り組みました。それも色紙(いろがみ)に書くなど趣向を凝らして、来場者に楽しんでいただけるよう工夫をしているんですよ。子どもたちの作品を見て、涙を流されている方もいて、それを見てこちらも感動してしまいました。
毎回思うのですが、子どもたちは、こちらが思うよりもずっと発想力があって、いろいろ考えていて。本当に驚かされることばかりです。これが指導者の醍醐味なのかもしれません。もっともっとたくさんの子どもたちに書の魅力を伝えていきたいですね。

子どもたちの作品にハッとさせられることも度々

〈小野さんとお話をして〉

実は、小野先生とは長いお付き合いがあるのですが、作品づくりや指導者としての考えなど、まとまってお聞きする機会がなかなかありませんでした。今回、改めてお聞きして、その道一筋に歩んできた方の自信を実感しました。きらきらと輝いていて、眩しかったです。よーし、私もがんばるぞ!私も書を始めたいと思った方、気軽に問い合わせてみてくださいね。
(ライターY:2013年3月5日取材)